エネルギー・ペイバックタイム(EPT)
太陽光発電システムを製造する時に使ったエネルギーと太陽光発電システムが作ったエネルギーが同じになるまでの期間をいいます。エネルギー生産設備の性能を表す指標の1つです。
エネルギー回収年数とも呼ばれ、以下の式であらわされます。
エネルギー・ペイバックタイム(EPT) = 製造で使ったエネルギー ÷ 1年で発電するエネルギー
結晶シリコン太陽光パネルのEPTは1.5年〜2年とされており、20年以上の太陽光発電の寿命を考えると、エネルギー生産設備としての性能は非常に高いことになります。
また、太陽光発電システムは、発電の際に燃料を使用しないで光を電気エネルギーに変換しており、CO2や環境に有害な物質を排出しません。
しかし、製造時のCO2排出量があるため、何年以上利用すれば排出量削減効果が出て元が取れるかが問題となり、CO2ペイバックタイム(CO2PT)と呼びます
。
現在、CO2PTは1〜3年とされていますが、今後生産量の増大によって、CO2PTも将来1年以下になることが期待されています。