産業用太陽光発電システムの設置費用
産業用太陽光発電システムは、住宅用と比較しても、設置環境・設置条件がそれぞれ異なるため、架台、パワーコンディショナーなどシステム機器がメーカー純正ではなく、カスタマイズ仕様となります。そのため、下見をしなければ、概算費用の算出が難しいとされています。
しかし、目安がなければ、設置検討すべきかどうかも判断がつきません。
野立て、産業用、マンション/アパート、カーポートなど設置設置タイプによって異なりますが、業界関係者の間の目安としては、以下があげられます。あくまで費用目安の参考にしてください。
- 【設置容量】
■ 発電量は「面積の約10分の1」が目安。
(例) 300㎡の土地の場合30kW、500㎡の土地の場合、50kW - 【初期設置費用】
10kW~50kWの容量設置の場合、設置工事費用・諸経費・消費税を含め、
■ 屋根設置 1kWあたり 200,000円 ~ 250,000円
■ 土地設置 1kWあたり 250,000円 ~ 300,000円
産業用太陽光発電の設置費用・投資利回り・収益
設置タイプ | 設置 容量 |
初期 設置費用 (A) |
20年 売電収入 (B) |
20年 売電収益 (A-B) |
表面 利回り (B/A/20) |
初期設置費用回収期間 (A/B*20) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
屋根 (工場・倉庫など) |
30kW | 6,750,000円 |
8,820,000円 |
2,070,000円 |
6.53% | 15.3年 | 1kWあたり 22.5万円試算 |
土地 (遊休地・農地 ・野立て) |
30kW | 8,250,000円 |
8,820,000円 |
570,000円 |
5.35% | 18.7年 | 1kWあたり 27.5万円試算 |
【試算前提】
- 年間予測発電量は、設置容量1kwシステムあたり1050kWh
- 売電価格14円/Kwh(2019年<令和元年度>・10kW以上500kW未満)
- 売電収入・設置費用ともに消費税は含まず
- 表面利回りは、太陽光パネル・架台・パワーコンディショナーほかシステム構成機器、設置工事費などのシステム初期設置費用で算出。土地・建物の購入費・維持費ほか、資産にかかる税金などは含めていません。
売電価格は下がっていますが、30kWの全量売電のケースで簡易試算すると表面利回り5~7%となります。
売電価格は毎年下がってきていますが、不動産投資など他の投資手段と比較しても収入の確実性・安定性は抜群に高く、注目を集めている理由がわかります。
一方で、設置環境によって設置方法・初期設置費用はケースバイケースで、少なくとも20年間は収益を上げ続けてもらう必要があるため、設置工事が非常に重要になります。
施工業者の経験や提案力も様々ですので、必ず複数社から見積もりをとり、設置費用の多寡だけでなく、設置工事力や実績も含めて、最適な提案を見極めることを強くオススメします。
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