最新価格相場・性能比較ランキング【2019年11月】
太陽光発電（ソーラーパネル）設置の決定版！本当に必要な３０の比較・原則

主要11メーカーの価格相場（kw価格）・パネル性能（モジュール最大出力・モジュール変換効率）の最新情報をまとめています。各メーカーの製品特長・保証内容・会社実績・おすすめポイントは、各メーカーの紹介ページでご確認いただけます。

太陽光パネルは、パネルを構成するセルの素材や製法等によって、種類が分かれます。
シリコンを素材に用いたものが一般的ですが、化合物を素材とする化合物系と呼ばれるものもあります。

従来は（単結晶シリコン型と比べて製造コストが安価な）多結晶シリコン型が住宅用太陽光パネルでは主流でしたが、現在は発電効率が高い単結晶シリコン型を採用するメーカーが増えています。

単結晶シリコン系は、国内メーカーは東芝、シャープ、三菱電機、長州産業です。
海外メーカーではカナディアンソーラー、Ｑセルズ、トリナソーラー、サンテックがあげられます。
パナソニックは、単結晶シリコンと薄型アモルフィスシリコンを組み合わせたハイブリッド型を採用しています。

多結晶シリコンを採用するメーカーは、京セラ、シャープです。
多結晶シリコンは製造コストが安価で、産業用ではメインで使われていますが、京セラ、シャープともに現在は単結晶パネルの製造、販売も開始しています。

化合物系は、銅、インジウム、セレンの３つの主要元素の化合物である「CIS」を採用するソーラーフロンティアがあげられます。

太陽光パネルが発電できる電力の最大値を最大出力といいます。

製品によって、太陽光パネル1枚あたり180W〜360W程度の最大出力が得られます。
実際の設置では複数枚のパネルを接続します。
最大出力250Wのパネルを16枚接続する場合、最大出力は250W×16枚＝4000W＝4kWとなります。多数のパネルを設置すれば、それだけ発電量を増やすことができます。

ただしパネル枚数を多く設置するには、屋根にかなり大きな面積が必要になります。
屋根がそれほど大きくない場合、必然的に設置可能なパネル数は減ります。

屋根が大きくない場合は、単位面積あたりの発電効率が高い太陽光パネルを選択することで、狭い面積でもより多くの発電量の確保できます。

主要11メーカー太陽光パネルの最大出力比較ランキングは以下の通りです。

太陽光エネルギーを電気に変換する際、現在の技術では必ずロスが発生します。
どれだけロスが少なく、効率的にエネルギー変換できるかという点が、モジュール性能として重要です。

モジュール変換効率は、単位面積あたりの最大出力を示しています。
具体的には、出力（W）/面積（平方m）の1000分の1の値です。
変換効率が高い太陽光パネルは、小さな面積でも大きな出力が得られます。
屋根の面積が小さくても、変換効率が高い太陽光パネルを選べば、より大きな出力を確保できます。

注意点としては、公称されているモジュール変換効率は、各メーカーが特定の条件下で計測した値であるため、実際に設置する場所の環境や気象によっては、公称変換効率が高い製品よりも、公称変換効率の低い製品の方が多く発電するケースもあります。

自宅での発電量に影響するため大変気になる数値ではありますが、公称のモジュール変換効率はメーカーを比較する上での目安と考えた方がよさそうです。

主要11メーカー太陽光パネルのモジュール変換効率比較ランキングが以下です。

主要メーカーの最新太陽光パネルの価格相場の比較ランキングが以下です。

インターネット上の表記を見ると、太陽光発電の1kWあたり価格は、
国内メーカー/海外メーカーともに最安値・価格相場が18万円〜25万円(税抜)となっています。

太陽光発電システムの設置では、太陽光パネルと周辺機器も含めたシステム一式、設置工事・電気工事、補助金申請、電力会社との系統連系、設置後のアフターサービスなどトータルの費用を考える必要があります。

ネット施工業者では設置工事・各種手続込みの価格で表示することが標準となっており、設置費用目安がわかりやすくなっています。

一方で、定期点検の実施頻度や具体的な保証内容などは各社で差が見られます。
また、「スレート一面の足場無し」が価格一番が安くなる設置環境とされており、多くの施工業者はこの条件に基づいた価格を提示しています。

ご自宅の屋根や設置場所の状況により価格は変わりますので、上記を目安として、見積もりとってみることをオススメします。