産業用太陽光発電システムの耐用年数
産業用太陽光発電システムは、住宅用と同様に、
太陽光パネル、パワーコンディショナー、接続箱、架台、配線用ケーブル類、電力メーターで構成されます。
システム構成機器の耐用年数は、一般的に以下とされています。
- 太陽光パネル : 20~30年
- パワーコンディショナー : 10~15年
- 配線用ケーブル類 : 20~30年
- 電力メーター : 10年(交換義務)
加えて考慮しなければいけないのは、太陽光パネルの経年劣化です。
太陽光パネルの経年劣化による発電量の低下は、20年間で約10%程度とされています。
年平均0.5%低下する計算となり、割合でみると大きな数字ではありませんが、発電量の多い産業用太陽光発電の場合、売電収入への影響も大きいため、メンテナンスを考慮する必要があります。
産業用太陽光発電のメンテナンス
産業用太陽光発電では、50kW以上は年2回法定点検が必要ですが、10kW~50kWは自主点検となっています。上述のように経年劣化もあるため、定期的にメンテナンスを設置時から想定していることが多いようです。
メンテナンスとしては、
- パワーコンディショナーや接続箱などの「電気系統のチェック」
- 「発電量の確認」
- 鳥の糞・落ち葉・雪・砂などの定期的な「太陽光パネルの洗浄」
- 定期的な敷地の「除草作業」
などが挙げられます。
年間売電収入が20万円以上になる産業用太陽光発電の場合、税務申告が必要になりますので、
その際に必要な「運転日報」の作成を②「発電量の確認」と合わせてに行うケースも多いようです。
各地域でメンテナンスや保守作業を行う専門業者も増えていますので、自らの設置環境で必要な保守サービスと、実施頻度、保守専門会社への委託内容などを、設置検討段階で考慮しておきましょう。
20年間稼働している産業用太陽光発電・メガソーラーがほとんどないため、20年間の費用実績はわかりませんが、「電源系統のチェック」「発電量の確認」「太陽光パネルの洗浄」「除草作業」などを定期的に組み合わせて、年間平均で初期設置費用の0.5~1%を目安として事前に想定・実施するケースが多いようです。
メンテナンスの内容も、実績のある施工業者から提案を受ける際に、きちんとヒアリングしておきましょう。
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