東芝は、住宅用太陽電池モジュールの新製品として最上位モデル「Sシリーズ」の360Wプレミアムモデル、265Wプレミアムモデルを2018年5月上旬からそれぞれ販売する。
従来の製品群に加え、高効率かつコンパクトなモジュールのラインアップを拡充することにより、顧客ニーズの多様化に対応し、製品競争力を強化する。また、低価格帯ながら高効率を実現する250Wエクセレントモデルも同時に発売する。
高出力の360Wプレミアムモデルは、高効率単結晶セルの採用により、現行Sシリーズの345Wモデルと同じ大きさで最大モジュール変換効率は世界最高の22.1%を実現した。また、全モデルにおいて、表面から電極をなくし、全て裏面に設計する「バックコンタクト方式」を採用しているため、表面には電極やハンダ付けのないすっきりとした美しいデザインとなっている。さらに、反射による光の損失を減らす「ARコート」により発電効率を高めている。
プレミアムモデルは、サイズが異なる360Wと265Wの太陽電池モジュールを組み合せることで、様々なタイプの屋根に効率よく設置できるため、台形やハーフサイズの太陽電池モジュールを使用することなく、より多くの発電を可能する。
新製品の特徴は以下2点となっている。
- サイズの異なる2種類のモジュールを組み合わせて設置容量を増加
- 同じ横幅で奥行が異なる360Wプレミアムモデル(12×8=96セル)、265Wプレミアムモデル(12×6=72セル)の2種類を組み合せて配置することで、セル2段分のサイズを調整することができ、棟や隅棟に生じがちな空いているスペースを有効活用して設置容量を増やすことが可能。
- サイズの異なる2種類のモジュールを組み合わせて設置容量を増加
- 360Wプレミアムモデル、265Wプレミアムモデルでは縦置き設置が可能で、「けらば」に生じる余分なスペースにもモジュールを配置できます。さらに両モデルを組み合せて横幅を調整し、設置容量を一層高めることが可能