パナソニックは、出力をさらに高めた住宅用太陽電池パネルHITの最上位モデル「P255α Plus」の受注を2018年11月21日より開始する。

国内の住宅用太陽光発電システムの市場は、エネルギーの自給自足ニーズに対応する蓄電池と組み合わせたシステムの浸透や、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH）の普及拡大などを背景に、今後も堅調な需要が期待されている。

今回パナソニックが発売する新製品は、同社の従来品と同じ面積で最大255Wの出力を実現している。太陽電池では、光により発生したプラスとマイナスの「電荷」が再結合によって消失してしまう発電のロスがある。「P255αPlus」では新たな技術で再結合を制御し、変換効率をさらに高めている。

同時に、太陽電池は直射日光を受け温度が上昇すると発電量が低下するが、HITの共通特長である世界最高水準の高温下における発電性能により、一年を通してしっかりと発電することができる。

これらの特長により、設置スペースが限られる住宅屋根でも、より大きな光熱費の削減などの効果を期待できる。また高性能と信頼性に加え、「モジュール25年保証」の無償で適用が可能とのこと。

同社は、独自のヘテロ接合型太陽電池の性能をさらに高める技術開発を今後も進めるとしている。