太陽光パネル新商品 東芝

東芝、最大出力270Wの住宅用太陽光パネルを2015年秋に発売

東芝は、住宅用太陽電池として270Wの大出力モジュールを採用した住宅用太陽光発電システム「Lシリーズ」TML-270N-WHT-Jを今秋発売すると発表した。

新製品TML-270N-WHT-Jは、公称最大出力270W、最大モジュール変換効率18.2%の太陽電池モジュールを採用して大出力を実現している。両面受光セルの採用とセル表面の半導体技術により、同社従来の単結晶モジュール(Vシリーズ)よりも最大モジュール変換効率を2.8%も向上させた。モジュール変換効率が高いので限られた屋根に多くのパネルを設置する事が可能となり、たくさんの発電量を得ることが可能となる。
 

東芝270W新太陽光パネルのスペック
 

新製品の特徴は以下3点となっている。

  1. 両面受光セルの採用による発電効率の向上
    • セルの裏面にも表面と同じ薄膜層と電極を設け、セル間の隙間から入射する斜めの光を吸収して発電効率を向上
  2. セル表面ピラミッド形状の凸凹による光吸収率の向上
    • 単結晶セル表面のピラミッド形状を、さらに凸凹形状にすることで、光が当たる面積の拡大と光の反射ロス低減を実現しました。光をたくさん取り込むことで、より多くの電気を作ること可能
  3. 均一なナノ薄膜層を蒸着させることで発電効率を向上
    • 単結晶セルのシリコン表面とARコート薄膜層との間に、半導体技術の応用で粒子形状を均一化させたナノ薄膜層を蒸着させることにより発電効率を向上
  4. 同社は、最大モジュール変換効率世界No.1の250W太陽電池モジュールSシリーズ、及び多様なモジュールの組み合わせができる太陽電池モジュールVシリーズに加え、大出力のLシリーズをラインアップすることで、顧客の様々なご要望にお応えする太陽光発電システムを提供していくとしている。
     

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