シャープ 太陽光発電市場

シャープ、太陽光発電システム販売が堅調で2013年度4~6月期は赤字大幅圧縮

経営再建中のシャープが、2013年4~6月期に計上する営業赤字は数十億円で、当初見通しの100億円程度の営業赤字から大幅に改善する見通しであることが17日判明した。4~6月は家電の商戦期の谷間で苦戦を見込んでいたが、太陽光発電システムの販売増や円安が寄与した。

シャープの2013年4~6月期売上高は6,000億円規模で、前年同期から3割ほど増える模様。純損益の赤字幅も前年同期の1,384億円から大幅に改善し、数百億円にとどまる見込み。

前年同期は液晶パネルの市況悪化で堺工場の稼働率が落ち込むなど、941億円の営業赤字だった。昨年末から続く円安の効果で、今年は液晶パネルのコスト競争力が改善し、販売が増えた模様。堺工場は昨夏に台湾・ホンハイ精密工業からの出資を受け入れ、すでにシャープの連結決算の対象外となっている。
(朝日新聞)

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