研究開発・新技術

テイクエナジー社、ウェザーニューズ社と発電予測の実証実験の推進を発表

テイクエナジーコーポレーションは、熊本県の実施する「くまもとソーラープロジェクト」の一環として公募された、熊本県山都町の共有地(島木・水増)におけるメガソーラー、水増ソーラーパークにおいて、世界最大の気象情報会社である株式会社ウェザーニューズと気象予測に基づく発電予測の実証実験の推進に関する合意を発表した。

実証実験の特徴は、これまで小規模の太陽光発電において主に行われてきた発電予測を、大規模太陽光発電所で実施する点。まず、ウェザーニューズ社から気象予測の情報提供を受け、提供された気象予測情報を基に発電予測を行い、発電予測と実際の発電量との相関を独自のアルゴリズムで解析する。

水増ソーラーパークにおいて、日射量などの気象データをウェザーニューズ社の気象計を使い取得し、それに基づいた発電量予測を行いながら、水増ソーラーパークの設備からの発電データや各種データと比較分析を行いながら、その予測の精度を高めていくことに主眼をおく。

テイクエナジー社は、再生可能エネルギーによる発電事業における目標を
「再生可能エネルギーの普及拡大」「再生可能エネルギーの普及と、その収益の再投資による地元への最大限の還元」「再生可能エネルギーの安定的供給のための実証研究」
の3点としている。

特に3点目の安定供給の分野の実証研究は発展途上であり、数年のうちに必ず課題となり顕在化してくる問題であると考え、そのソリューション開発のための実証実験として、局地気象予測モデル及びビッグデータ解析に基づく発電量予測の研究へと着手するため、今回の実証実験合意に至ったとのこと。

今夏より2013年10月に竣工予定の山都水増ソーラーパークにおける発電予測の実証実験のためのフィージビリスタディを開始し、その結果を元に水増ソーラーパークへ導入し、その後、テイクエナジー社が建設予定の約150MWのソーラーパークへと展開していきながら、予測精度の向上とともに事業化を目指すとしている。

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