太陽光発電のデメリット
太陽光発電のデメリットとして、以下の3つがあげられます。
1.発電量が不安定
季節や天候、時刻に左右され、安定した発電量が得られない点です。
具体的には、日射がある昼間しか発電できず、日射時間、日射の強さに影響されます。
また雨や曇りの日には発電量が低下し、夜間は発電できません。
天候や将来的な周辺環境も考慮したシミュレーションを行ってくれる業者から提案をもらい、費用対効果をしっかり検討しましょう。
2.システム全体の変換効率が低い
太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する割合である変換効率は、結晶シリコン系の場合で15〜20%前後とまだ十分に高いとはいえません。
今後さらに効率的に発電するシステムの開発が期待されます。
3.屋根に穴をあけるため、欠陥工事があった場合のトラブル
近年、太陽光パネルを屋根に取り付けたために、雨漏りしだしたなどのトラブルの報告が増えています。ほとんどが設置時の「施工ミス」が原因と言われています。
屋根の上に載せる太陽光パネルは数百kgもの重量になります。
屋根の素材や老朽化状況によっては、補強工事が必要になる場合もあります。
メーカーも施工基準を厳密に定めており、メーカー施工基準を順守し、屋根の状況や材質などに応じて適切な部品と的確な施工方法を判断できる、信頼のおける施工販売会社でなければなりません。
しかし、施工業者の中には、設置した後は修繕に応じない、連絡が取れない、といった詐欺まがいの悪徳業者が増えています。
太陽光発電システムは長い間使うものですので、施工業者の「工事品質」や「会社の信用度」をきちんと見極める必要があります。