パナソニックは、太陽光発電の全量買い取りに対応した「ワイヤレスエネルギーモニタ(7型)」と、全量買い取り専用の「ワイヤレスエネルギーモニタ用 電力検出ユニット」の受注を9月20日に開始する。
2012年7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度では、10kW以上の太陽光発電システムに関し、発電した電力のうち自ら消費する電力 を上回る電力を電気事業者が買い取る余剰買い取りに加え、発電電力全量を買い取る制度が導入された。これによって、料金面で有利になる全量買い取り需要が 高まっている。
ワイヤレスエネルギーモニタは、無線通信によって電力の利用状況を「見える化」する機器システム。従来の余剰電力買い取り表示モードと、全量買い取り用のモードがあり、施工設定画面で選択が可能。
ワイヤレスエネルギーモニタの新機種は7型のカラー画面で表示する。従来の「余剰買取表示機能」の「つくる/太陽光発電」「買う/買電力」「使う/使用電力」「貯める/蓄電池」「売る/売電」の表示に加え、今回新たに追加された「全量買取表示機能」では「つくる/太陽光発電」「売る/売電」のみで、必要な情報だけをシンプルに表示する。
電力検出ユニットの新機種は、発電・売電状態などを計測してワイヤレスエネルギーモニターにデータを送信する。10~20kWに対応し、住宅だけでなく店舗兼用住宅や小規模アパートなどでの全量買い取りでも利用が可能。工事費別でワイヤレスエネルギーモニターは9万1350円、電力検出ユニットは3万6750円。余剰買取・全量買取どちらでも利用できるよう今回の2商品販売により、年間3万セットの販売を目標とする。