三菱電機は8月26日、スマートハウス関連事業に本格的に参入すると発表した。

2013年12月に「三菱ＨＥＭＳ」の発売すると同時に、対応する家電・住宅設備機器も業界最多となる7製品（ルームエアコン、エコキュート、IHクッキングヒーター、換気システム、ヒートポンプ式温水暖房システム、液晶テレビ、冷蔵庫）をラインアップし、順次拡大する。

ＨＥＭＳの製品化はパナソニックや東芝、日立製作所が先行しているが、「三菱ＨＥＭＳ」は業界初の自動節電機能およびファミリーカレンダー機能を搭載して製品魅力を高める。
価格は１セット18万9000円で、主に住宅メーカーへのソリューション提案を推進する。

また三菱電機は、太陽光発電と電気自動車などの容量の大きい蓄電池を連携して制御する「ＰＶ・ＥＶ連携パワコン」や、空調制御をさらに進化させた次世代空調システムを2014年度に製品化する。

スマートハウス関連事業に本格参入により、2015年度には「三菱ＨＥＭＳ」および関連機器の売上300億円を目指すとしている。