シャープ 研究開発・新技術

シャープ、業界初のスマホ端末で住宅用太陽光発電システムの発電状況を現地で診断できる「PVアナライザ専用アプリケーション」を開発

シャープ子会社のシャープエンジニアリングは、業界で初めてスマートフォンやタブレット端末を活用し、お客様宅で住宅用太陽光発電システムの発電状況を診断できる「PVアナライザ専用アプリケーション」を発表した。

住宅用太陽光発電システムの発電状況の診断は、PVアナライザと日射計で測定し、事業所などに持ち帰って診断する方法が一般的。
PVアナライザ専用アプリケーションは、太陽光発電システムの発電機能を把握するための「PVアナライザ」で測定した発電データをワイヤレスでスマートフォンなどに送信し、顧客宅で手軽に発電状況を診断できる。発電状況から太陽光の照度を自動的に計算し、日射計も不要となる。

シャープ PVアナライザ専用アプリケーションの仕組み

また、本アプリケーションには、シャープ製太陽光パネルの仕様がデータ化されており、データを更新することで今後発売される新製品も診断できる。さらに、スマートフォンなどに搭載されているGPSやカメラ機能を使って、現地の位置情報や写真を測定データと合わせて保存することも可能。

対応するPVアナライザは、日本カーネルシステム株式会社製のみ。
8月初旬より提供を開始し、希望者はAndroid端末より無料ダウンロードできる。

シャープは、今回開発した「PVアナライザ専用アプリケーション」をはじめ、インターネットを通じて太陽光発電システムを見守る「Webモニタリングサービス」や、太陽光発電システムの専門的な知識や技術を習得した「ソーラーテクニカルマイスター」により、迅速なアフターサービスを提供していくとしている。
(環境ビジネス)

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