日本郵政グループ「日本郵便」は、収益の多角化を図るため、各地の郵便局に
太陽光パネルを設置し、電力会社に電気を売る「太陽光発電事業」に参入する方針を固めた。
関係者によると、日本郵便では、今年度中をめどに、全国およそ300の郵便局の屋上などに
太陽光パネルを設置する。
発電した電気は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して
各地の電力会社に買い取ってもらう計画で、これにより年間5億円程度の収入を見込む。
日本郵便は、中核事業である郵便物の減少傾向が続くなか収益の多角化を進めており、
すでに東京中央郵便局を再開発して商業施設を運営しているほか、郵便局の空きスペース
を活用した駐車場運営などに乗り出している。
これに加えて今回、全国に展開する郵便局を有効活用した「太陽光発電事業」に参入して
新たな収益源の1つとして育てる考え。
日本郵便ではこうした方針を近く正式に決めることにしている。
(NHKニュース)