米Googleは5月30日、南アフリカにおける太陽光発電プロジェクト「Jasper Power Project」
に1200万ドルを投資したことを発表した。

Jasper Power Projectは南アフリカの北ケープ州で進行中の太陽光発電プロジェクト。
米SolarReserveと、南アフリカのIntikon EnergyおよびKensani Groupが投資している。
発電能力は96メガワット規模で、完成するとアフリカ大陸で最大級の太陽光発電施設となり、
約3万世帯をまかなえる能力になるという。

Googleは数年来、積極的に米国や欧州で再生可能エネルギープロジェクトに投資しているが、
投資決定の基準に財務面、再生可能エネルギー産業の成長に貢献面することの2つを挙げ、
Jasper Power Projectはこの2つを満たすとしている。
経済的、社会的なメリットに加え、雇用創出の面でも効果があるという。

南アフリカは2008年に深刻なエネルギー不足に陥り、停電がたびたび発生して
経済成長が鈍化して以降、政府は風力や太陽光など新たな電力源の確保に取り組んでいる。
2030年には18ギガワットの再生可能エネルギー容量を目指している。
（ITPro）