東京都と東京都環境公社は、住宅用太陽光発電の普及策として展開する
「屋根ぢから」ソーラープロジェクトにおいて、販売店から募集したプランのうち、
連携する金融機関の低利ローンを活用できる「屋根ぢから」推奨プランを発表した。
利用者は、事業者・プラン毎により内容は異なるが、発電量モニタリングや定期点検など、
設置後のアフターケアを受けられるほかモジュールの性能保証やシステム機器の補償など、
設置後一定期間の保証・補償も付属する。推奨プラン数は120以上。
「推奨プラン」により住宅用太陽光発電を設置する場合には、提携金融機関のジャックスが
提供する本プロジェクト専用の頭金不要の低利ローン(実質年率1.95%)を活用できる。
推奨プラン一覧はプロジェクトのサイトで紹介されている。
推奨プランは、同プロジェクトで選定された販売店のみで取り扱う。
東京都では、今後、この「推奨プラン」を広く都民に利用してもらうため、ウェブサイトや
電話相談窓口を新たに開設するとともに、太陽光発電を一層身近に感じてもらうイベントを
実施するなど、本プロジェクトを全面展開していく。
「屋根ぢから」ソーラープロジェクトは、都が東京都環境公社と連携しながら、
補助金に代わる新しい事業として開始した。
本プロジェクトは、住宅用太陽光発電の普及のため、東京都民が信頼できる
太陽光発電システムを、低金利ローンを利用して設置できる仕組み提供を狙いとしている。
「屋根ぢから」ソーラープロジェクトは3段階のステップで推進される。
ステップ1として、低利ローンの提供と適切な販売店管理が可能な金融機関の公募し、
4月にジャックスを選定済。
今回ステップ2として、推奨プランの公募・選定した。
今後、ステップ3として、中立的・効果的な情報発信と相談窓口の設置により、
太陽光発電の設置を検討している都民の疑問や不安を解消する。
実際の取扱いは、推奨プランの公表から2014年3月末販売分までの予定である。
(環境ビジネス)