東京都は、東京都環境公社と連携し、都内の建物がそれぞれどの程度、太陽光発電などの設置に適しているかが一目で分かるウェブ上のデータベース「東京ソーラー屋根台帳」を全国で初めて開発し、公開した。
東京ソーラー屋根台帳では、建物ごとに太陽光発電への適合度を地図上で色分け表示すると同時に、太陽熱利用システムの適合度も併せて示される。
仕組みとしては、航空測量データを用いて実際の建物を3次元で解析し、屋根の傾斜や近隣の建物などによる日陰の影響も考慮して、建物ごとに予測される日射量を分析した上で、太陽光発電などへの適合度を算出している。
同時に、建物ごとに推定設置可能システム容量も表示する。利用方法は「TOKYO太陽エネルギーポータルサイト」、もしくはTOKYO太陽エネルギー相談室で電話問い合わせも可能となっている。
東京都は、東京ソーラー屋根台帳で自宅などの太陽光発電への適合度を確認し、導入を検討するよう呼びかけている。