東京電力は家庭向けの新しい電気料金プランを発表した。
ライフスタイルの多様化に合わせ、電力需要が少ない夜間や早朝、土日の料金を低くする
一方、昼間などの料金を高くするなど料金が割安・割高となる時間帯のバリエーションを
増やし、電気のご使用を平日昼間から夜間・土日に移行し、全体の電気料金の低減を
図るねらい。新プランは4種で、受付開始は4月23日、導入は5月15日からとなる。
(1)深夜1時から翌朝9時までが割安な「朝得プラン」
日中の料金が割高だが、午前1時から午前9時の料金が割安。
早朝に炊事や洗濯をすませると電気代が安くなる。
(2)夜9時から翌朝5時までが割安な「夜得プラン」
(3)夜9時から翌朝9時までが割安な「半日お得プラン」
(4)土日が割安な「土日お得プラン」
一人暮らしなどで平日は仕事で外出し、土・日曜日にまとめて家事を
こなす利用者は「土日お得プラン」を選ぶと電気代節約が可能。
現行のオール電化併用時の「電化上手」や夜間料金を安くするプランを
導入しているが、2プランは割安の時間帯が午後10時から午前8時に限られており、
契約が合計11万件にとどまる。
新プランは、電力需要が少ない時間帯を割安、需要が多い時間帯を割高に設定。
割安な時間帯に家事を済ませ、割高な時間帯に消費を控えれすれば、
料金を安くできるようにした。
東電の試算では、現行料金と最も差が出る「夜得プラン」の場合、
年間で約7,300円の節約になるという。