三菱電機は、住宅用太陽光発電システムの新商品として、高出力の新型太陽電池モジュール、および屋根の形にあわせた多様な形状の組み合わせで大容量の発電を実現する単結晶無鉛はんだ太陽電池モジュールの「マルチルーフ 245Wシリーズ」6機種を6月20日に発売する。
「マルチルーフ 245Wシリーズ」は、標準形状で公称最大出力245Wの「長方形」のほか、正方形に近い「ハーフ」、寄棟屋根向け「台形」、長方形とハーフの短辺側のセルを5枚から4枚に減らして細長くした「スリム」「スリムハーフ」の全7機種。
新シリーズの特徴は以下3点。
- 新構造の導入と面積を拡大した新型セル採用により、245Wの高出力を実現
- セル内で発生する電子の不活性化を抑えるPERC(Passivated Emitter and Rear Cell
)構造とセル内の抵抗損失を減らすSE(Selective Emitter)構造を導入 - セルの一辺の長さを0.75mm大きくし、セル1枚あたりの面積を拡大•長方形モジュールで公称最大出力を同社従来品比15W増加の245Wを実現
- セル内で発生する電子の不活性化を抑えるPERC(Passivated Emitter and Rear Cell
- 多形状モジュールと業界トップのパワーコンディショナで発電容量を拡大
- 従来から採用している6種類の形状のラインアップにより、さまざまな屋根において無駄なく太陽電池モジュールを設置可能
- 業界トップの電力変換効率98%の同社パワーコンディショナとの組み合わせにより、電力変換ロスを抑制し、太陽電池モジュールの高出力を最大限に利用
- 太陽電池モジュール出力を25年間保証
- 厳しい品質評価基準による製品設計と、設計仕様を維持する厳しい品質管理により、製品の耐久性を担保し、230Wシリーズから開始したモジュール出力の25年間保証(無料)を245Wシリーズにも適用