NTTスマイルエナジーは、太陽光発電遠隔モニタリングサービス“エコめがね”を利用する家庭のパネル総量が100MW（2.8万世帯の年間消費電力量に相当）を突破したと発表した。

また、同社は、太陽光発電システム販売会社向けに、クラウドに蓄積されたユーザの発電データを分析し、保守点検サービスに活用頂けるサービス“エコめがねi”も提供してきたが、太陽光発電システム販売会社の更なる要望に応える形でし、12月よりサービスを強化した。

“エコめがね”は、クラウドを活用してスマートフォンやパソコンを通じ、いつでもどこからでも発電状況を確認できる新しい形の太陽光発電見える化サービス。
2011年11月に一般家庭向けに提供開始し、2012年8月には全量買取制度の施行を受けて、主に50kW以下の低圧全量買取設備の遠隔モニタリング需要にこたえる形で“エコめがね”を提供開始している。

“エコめがね”の導入実績は、2013年3月に10メガワットを突破してから、9ヶ月後に100MWまで拡大し、取扱販売会社数は約500社となった。

太陽光発電システム販売会社は、施工件数に比例して増加する設置済み太陽光発電設備に対する、訪問による定期検査の負荷が大きくなりつつある。同社は、蓄積されたビッグデータを活用分析することにより、発電量が低下している設備を検知し異常をお知らせする“エコめがねi”の機能を強化した。販売会社にとって、さらなる異常の早期発見と、訪問が必要な設備だけを抽出する事による保守メンテナンスの効率化が可能となり、販売後のきめ細やかなフォローを継続する事が可能になるとしている。