ソーラーフロンティア 研究開発・新技術

ソーラーフロンティア、CIS技術で変換効率で14.6%のモジュール製造に成功

ソーラーフロンティアは6月18日、同社の宮崎県国富工場の生産ラインで、
出力179.8W・エネルギー変換効率14.6%のCIS太陽光パネルの製造に成功し、
第三者機関である米国保険業者安全試験所(UL)で認証されたことを発表した。

今回達成したモジュールの変換効率は、現在の太陽光発電システムの主流である多結晶Si系太陽光パネルのエネルギー変換効率とほぼ同レベルで、同社旗艦工場の生産ラインを用いて生産できたことは、今後のCIS太陽電池の大量生産に向けた明るい材料になる。

親会社の昭和シェル石油株式会社のCIS技術の研究・開発の歴史は2013年で20年目を迎え、ソーラーフロンティアのCIS技術は、従来30センチ角CIS薄膜太陽電池サブモジュールの開口部面積で世界最高のエネルギー変換効率17.8%や、カドミウムを含まない薄膜太陽電池のセルとして世界記録となるエネルギー変換効率19.7%を達成するなど着実に進化を遂げてきた。

CIS技術は、更に高いエネルギー変換効率を実現できる可能性を秘めているだけではなく、生産コストでも更に改善の余地があるといわれる技術。
ソーラーフロンティアは今後とも経済性と環境性に優れたCIS技術の研究・開発とともに、エネルギー変換効率だけでなく、実発電量に優れた高出力品の製品量産化に取り組むとしている。
(マイナビニュース)

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