シャープは、セル裏面の電極構造の最適化を図り、従来に比べ約3.5%出力を向上させた住宅用単結晶太陽光パネル「BLACKSOLAR(ブラックソーラー)」の4機種を12月9日に発売すると発表した。公称最大出力は、210W・148W・95W(コーナーモジュール2機種)。
「BLACKSOLAR」は、太陽電池表面の電極をなくし太陽光を受ける面積を最大化した「バックコンタクト構造」を採用しており、国内で約5割を占める寄棟屋根に向けては、95Wのコーナーモジュールほか4種類の異なるサイズのモジュールを組み合わせ設置する「ルーフィット設計」により、設置容量を約3割向上させることが可能となる。
さらに、業界初の太陽光パネルの出力と機器を20年間、パワコン・モニター・架台などのシステム機器を15年間それぞれ無償で保証する「BLACKSOLARプレミアム保証」を本シリーズ限定で開始する。
シャープは、国内住宅用 単結晶太陽光パネルのフラッグシップモデル「BLACKSOLAR」を中心とした太陽光発電システムの販売を強化するとともに、顧客に安心して長期間利用してもらえるアフターサービスの向上や、クラウド蓄電池システム、クラウドHEMSと組み合わせたエネルギーソリューションの提案を推進していくとしている。