三菱電機は、住宅用太陽光発電システム向けカラーモニター「エコガイド」の新商品を12月に発売すると発表した。
一戸建て住宅用途に加え、市場が急増している固定価格買取制度で全量買取対象の10kW以上50kW未満の低圧連系システムでも、三菱電機製のパワーコンディショナーを10台まで接続してモニターがすることが可能。従来はパワーコンディショナーが2台までしか接続できなかったが、新商品はソフト改良により最大10台まで接続が可能で、接続したパワーコンディショナーごとに、発電量などの運転状況が表示でき、利便性が向上する。
また、通信距離は従来比2倍の100mとなり、モニターと離れたパワーコンディショナーにも対応する。通信方式は、無線と比べて安定性に優れる有線を採用する。
エコガイドは表示ユニットと計測ユニットで構成され、表示ユニットでは発電、消費、売電、買電の電力状況のほか、発電による環境貢献度、時間帯別の消費電力などの各種情報を分かりやすいグラフやアニメーションで表示される。さらに、別売の電流センサーを取り付けることで、家全体の消費電力だけでなくブレーカーごとの消費電力を最大2つまで表示でき、きめ細かな電力使用の検討が可能となる。
今回の新カラーモニター「エコガイド」(型番:PV-DR006K)の販売価格は税別9万9000円で、月間生産台数3000台を予定している。