パナソニック 電力小売事業

パナソニック、住宅の太陽光発電電力の買取・販売の新会社を設立

パナソニックは、住宅用太陽光発電関連設備の設計を行うエプコと共同で、住宅用太陽光発電システムの電力を買取し、事業主や将来的に一般家庭に電力を販売する新会社「パナソニック・エプコ エナジーサービス」を設立した。

2016年の電力小売りの全面自由化を見据え、まず一般家庭の太陽光発電システムの電力を買い取りし、その電力を集約して新電力会社や企業、電力卸売市場(JEPX)などに販売するアグリゲーション事業を開始する。各住宅の発電量を予測しながら省エネ支援などのサービスを提供し、販売できる電力量の増加を図る。

パナソニック・エプコ エナジーサービス

太陽光発電システム設置の一般家庭のメリットとしては、固定価格買取制度にプレミアムを上乗せした買取価格、および省エネ支援などによる家庭の電力に関する家計の改善を通じて、太陽光発電のさらなる活用を支援する。将来的には、パートナー連携や幅広いエネルギーサービスの提供を検討する。

関東と関西地域において実証実験を通じて事業オペレーション体制を確立し、2014年の夏ごろから地域別に本格展開を行う予定。2018年度には、50万件以上の太陽光発電システム設置住宅と契約することを目標としている。

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