京セラ 蓄電池

京セラ、38円/kWhの売電価格を維持できる蓄電池を5月発売【2013.4.19】

京セラ 蓄電池システム
京セラは、太陽光発電システムと組み合わせても「ダブル発電」にならない、
「リチウムイオン蓄電システム TypeB」2機種を5月に発売する。
蓄電池容量14.4kWhの希望小売価格は445万円、容量7.2kWhは希望小売価格240万円。

京セラによると、14.4kWhの蓄電池容量は国内最大とのこと。

今回発売されるTypeBは、従来のTypeAと比較して、太陽光発電と組み合わせた際の
動作が異なる点が特徴。

TypeAで推奨の「太陽光売電優先」モードでは、太陽光発電中は深夜電力で充電した
蓄電池から電気を供給し、できるだけ多くの余剰電力を売電するように動作する。
このため、「ダブル発電」となり、売電価格は太陽光発電と自家発電設備を併設した場合
の価格が適用される。平成25年度は、31円/kWh。

Type Bで推奨される「経済モード」では、太陽光発電中は、太陽光によって発電された
電気を優先的に使用し、余剰電力の売電中は蓄電システムから給電しない。
よって、Type Bの売電価格は、太陽光発電のみを設置した場合と同じ38円/kWhとなる。
また、Type Bは、太陽光発電した余剰電力を充電し、夜間に使用することで、
購入電力ゼロを目指す「グリーンモード」の運転モードも選択が可能となっている。

京セラは、リチウムイオン蓄電システム業界初となる、目的別に2つのラインナップから
蓄電池システムを選ぶことができる点を訴求している。

 

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