架台(かだい)
太陽光パネルを載せる台や枠のことです。
再生可能エネルギーに注目が集まる中、屋上設置、勾配屋根設置、壁面設置、建材一体型設置、地上設置などさまざまな場所・形態でパネルを設置するケースが増えており、架台も多様化しています。
太陽光発電システムの構成機器の中で、架台の良し悪しやコストは私たち消費者にはわかりずらいのですが、太陽光発電システムを長年にわたって運用するために、架台は大変重要な役目を担っています。
太陽光発電システムの設置には、全国各地で異なる日射の強さ、設置条件(方位・角度・システムの周辺環境)、気候・温度条件などを考慮しながら、太陽光パネルが最高のパフォーマンスを発揮できることが重要です。
雨や強風、雪、落ち葉、塩害、地震などあらゆる自然環境に左右されない安定した設置が不可欠になります。
長年の使用に耐えうる架台の材質や耐久性が問われ、腐食に強く、パネルを優しく支える必要があります。
より多く発電するため太陽光を多く受ける事ができるよう太陽光パネルに角度を持たせる事も架台の役割です。
積雪が多い地域や海沿いの塩害が出る場所では架台の補強や加工が重要となります。
架台の重さは、架台の重量は設置する工法や条件により異なりますが、太陽光パネルは1枚約10〜15kgとすると、1kWで架台も含め100kgが目安とされます。
4kWだと400kgの重量になりますが、屋根の設置面で分散されます。
太陽光パネルの軽量化が課題となっていますが、現在では架台の軽量化も進んでいます。