中国メーカーのGDソーラーがHIT構造の太陽光パネルを日本市場に投入する。三洋電機(現パナソニック)が世界で初めて量産したHITは高効率太陽光パネルの代名詞。HITは製造コストが高く、量産で追随するメーカーがあらわれなかったが、GDソーラーは低価格化に自信をみせており、本家のライバルになるか注目される。
HITは単結晶シリコンに薄膜シリコンを組み合わせた構造で、太陽光エネルギーを電気に変える発電効率が高い。
パナソニックは6月に最高公称出力245W、モジュール変換効率が19.1%と世界最高水準の太陽光パネルを発売したが、GDが今回発表したパネルの出力は250W。
パナソニックは住宅用、GDは大型の産業用なので比較はできないが、GDも高効率のHITを量産している模様で注目される。
(朝日新聞)