矩計図(かなばかりず)
基礎から軒先までを含む主要な外壁部分を上下に切断した断面詳細図です。
矩計図(かなばかりず)という言葉の由来は、「矩」という字は、「差し金(さしがね)」つまり大工さんが持っている直角に曲がった鉄の定規を指し、「模範」という意味合いも持つため、「さしがねで計った図」を意味します。
屋根、外壁、内部、基礎などの材料(仕上げ材・断熱材)、工法、高さなど建物の仕様が示されており、通常1/20の縮尺で描かれることが多いようです。
建物構造を把握する上で、仕様書と匹敵する重要な図面です。
太陽光発電システム設置の際には、屋根材、野地板、垂木の状態やサイズを把握するために主に利用されます。