海外メーカー 電力小売事業

サンテックパワー、電力小売り市場に参入を発表

サンテックパワージャパンは、電力小売事業に参入する。経済産業省への新電力の届け出済で、子会社のメガソーラーでつくった電力の販売を2014年末にも始める。

3月末にメガソーラーによる発電事業を担当するサンテックエナジーディベロップメントを全額出資で設立し、同社が発電した電力をサンテックパワーが買い取り外販する。メガソーラーの完成に合わせて販売を始める計画だ。

2014年中に稼働するメガソーラーは数千キロワット級にとどまるため、電力販売の開始直後は他のメガソーラーからも電力を調達して販売量を賄い、数年かけて保有するメガソーラーを数万kWまで増やし、自社電源を手厚くする。太陽光の電力販売に特化したPPSとしては規模が大きく、電力市場で差別化を図る。

サンテックパワージャパンは中国・順風光電国際グループの日本法人。世界最大の太陽電池メーカーだった中国サンテックパワーの経営破綻に伴い、4月に順風グループに入っている。今後、太陽光パネルの供給から発電、電力販売までグループで手がけ、パネルの販売に依存した事業からの脱却を目指すとしている。

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