太陽光発電市場

富士経済、2013年国内太陽光パネル導入量が世界トップの7050MWと発表

富士経済が発表した「2013年版 太陽電池関連技術・市場の現状と将来展望」によると、2013年の世界太陽光発電市場は、12年の落ち込みから回復し、金額ベース3兆889億円(前年比17.6%増)になる見通し。出力ベースでも順調に拡大し、41,905MW(前年比19.5%増)となっている。

市場全体としては、欧州は縮小傾向の一方、日本や北米、中国やインドなどの新興国が順調。また今後の展開としては、日照条件が適するアフリカや南米、東南アジアなどの地域での需要の増加が見込まれている。

日本の太陽光発電市場は、2012年7月に施行されたFIT制度で市場が大幅に拡大し、2013年度の産業用は導入量が前年比7.9倍となる5,500MWとなり、国内市場全体としては7,050MWで世界トップの導入量となる見込み。

2015年度以降、産業用は買取価格の引き下げと設置場所の不足で成長が鈍化する一方、住宅用は新築一戸建てや建売物件で太陽光発電の導入が標準になりつつあり、住宅メーカーもスマートハウスの提案を積極的にはじめており、深刻な市場縮小にはならず、安定して緩やかな伸びをみせると予測している。

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